カダイ村のステージに並ぶ石貨 |
ヤップの石貨はキャッシュではなく、気持を表す道具とされています。お互いがギクシャクした際に“お詫びのしるし”、として贈られたりするコミュニケーションのツール、人と人を結びつける大切な役割を持っています。
石貨の多くはパラオから運ばれて来たそうです。運びやすいように形を丸くして真中に穴を開け、棒を 通してイカダに縛って浮かべ、カヌーでヤップまで持ち帰ったそうです。
持ち帰る途中の苦労や失われた命のストーリーが石貨の価値とを上げるとのことです。
ヤップにたどり着く前に海に沈んでしまった石貨の価値も通用しているそうです。
石貨はキャッシュではないですが、改めて、「お金を稼ぐということは、どれだけ大変か」、「結果が全てではなく、その過程のストーリーが最も大切だ。」
ということを心に刻むワンシーンをヤップで見る事ができます。