2013年10月30日水曜日

匠の技

カダイ村ペバイ
ヤップの 公民館(ペバイ)です。伝統的建築方法で建てられ、釘や針金をいっさい使っておりませ

ん。屋根はニッパヤシでできています。天井のロープの縛り方にも匠の技が“キラリ”と光ります。

そして、ヤップには匠の技術のトップに立つ、日本の人間国宝にあたるほどの伝統建築のマスターがいらっしゃいます。



匠のロープの技
                        

大木を切るときには、その木を切ってよいかどうか木の前に座って木と心を通わせるそうです。

木が「まだ切らないで」という場合は切る事ができません。

そのようなっこともあってか、個人的な感覚ですが、ペバイの前に行くと、ヒーリングスポットに来て

いるような心地良さを感じます。



床には日本で言う敷居にあたるような太い木の部分がありますが、

そこを踏んでは駄目だと教えていただきました。

畳の縁や敷居の件など、日本と同じ考えの習慣か何かあるのかと思ってましたら、

なぜなら、そこを枕にして昼寝などするからだそうです・・・ちょっと日本と違ってますが、

頭をのせるところに足を置くなということです。



天井です。
ヤシマットです。

                                                                  


2013年10月9日水曜日

大人の威厳

 先日の10月1日は「国際高齢者デー」でした。国連は、「高齢者の全面的な社会参加を阻む障壁を除去し、その権利と尊厳を守ることを誓うよう呼びかけます。」と発表しておりました。
 
その10月1日にヤップ島では「横断幕」が掲示されておりました。日本ではあまり話題にもなっていなかったんだろうなーと思います。誰もが年を重ねていく中、日本では、年を重ねていことに肩身の狭い思いをしてしまいます。ヤップで感じる事は、大人や高齢者の威厳です。この横断幕を見て、感銘を受けたり、今後の日本での老後を考えてため息をついたり・・・の一幕でした。



2013年10月7日月曜日

雨季でもウキウキ?!



今月いっぱいくらいは、ほとんど毎日数回の雨、雨、雨、の雨季です。日本でいうゲリラ豪雨のような時もあります。屋根が壊れるのでは?というくらいに雨が降ってきます。
そして、どんなに気をつけていても、サンダル履きの足が、なぜか、水たまりに引きつけられ、水の中に足が入ってしまいます・・・。
 気分がどんよりしても、道沿いの華やかなサンタンカの花が元気を出させてくれます。花言葉は、「張り切る」。





サンタンカ

2013年10月1日火曜日

ヤップ流おもてなし

長年にわたって、最近話題になっている「おもてなし」を心がけて仕事をしてきました。あまり話題になりすぎると、周囲で「よし!これから、“おもてなし”をするぞ!!」みたいな雰囲気になって、相手も身構えてしまうかもしれません・・・

こちらヤップでは、さりげなく旅人を心配してくれます。「喉は乾いていないか?おなかすいていないか?」とコワイ顔で尋ねてきたりします。シャイなので一見無愛想ですが、御礼をいうとニッコリ笑って「どういたしまして!」と返してくれます。
さりげない「おもてなし」は、やっぱりイイと感じます♪

ヤップのマングローブ